【新唐人2010年10月4日付ニュース】先月の21日、台風11号が中国の南部・広東省を襲いましたが、最近、被災地のある教師はネットで、給料1ヵ月分を寄付するよう迫られたと告白しました。
広東省、高州市のある教師によると、中国の小中学校の教師の月給は、1千元あまりで、生活すら大変です。中には、寄付をさせられた結果、借金をした教師すらいます。
広東省の教師 李さん
「千元(約12000円)寄付したら、1ヶ月の給料が消えました。通常でも生活はぎりぎりです。借金する人もいます」
広東省の教師 程さん
「寄付金は多目です。経済が苦しい教師もいて、給料も低いです。中国は災害が多く寄付ばかりで、公務員を含めて、プレッシャーを感じます」
高州市の蘇さんは、「給料が決して高くない中国の教師に対して、毎回、決まった額の寄付を強要するのはおかしい」と述べます。
蘇さん
「甘粛省の土石流では、1ヵ月分の給料を寄付がノルマ、田舎の教師だと1000元余りですが、医療保険などを引かれると、ほとんど残りません。寄付の強制は良くないと思います」
高州市の教師が強制寄付を告白した後、地元政府は「自発的な寄付」にすると軌道修正しました。
新唐人がお送りしました。
上のリンクをクリックすると、このニュースの中国語版が見られます。